ゴールデンウィークの注目レース見どころ 2024年4月29日&30日版
2025年 04月 29日
ここでは29日に笠松競馬場で行われる新緑賞と、30日に大井競馬場で行われる東京プリンセス賞の見どころを2日(レース)分まとめて掲載いたします。特に30日に行われるレースについては、見落とさないようお気を付けください。
なお29日に行われるダート統一グレードの羽田盃は、この前の記事で見どころを掲載しておりますので、そちらをご覧ください。
4月29日 笠松競馬11レース「第51回 新緑賞」(17:10発走)
(3歳重賞・1400m)
かつては東海3歳3冠の前哨戦として新年度開幕を告げる1戦として行われていたが、3歳短距離路線を整備する中で、昨年から日程が繰り下がった上で1400mに短縮されている。しかしネクストスター競走の創設と、兵庫チャンピオンシップの裏開催にあたることで、かえってこの路線が飽和状態になったように映る。個人的には今までの日程で距離を延ばした方が良かったように思う。
ネクストスター競走に出走した馬は4頭いるが、最先着だったのは3着のマルヨハルキだ。重賞級になるともう一歩という競馬になってしまうが、今回と同じ舞台では7戦4勝3着3回と、崩れ知らず。当時の1-2着が不在の組み合わせなら、待望の重賞タイトル奪取のチャンスといえるだろう。
この時1番人気だったミランミランは、勝負所からズルズルと下がってしまい、結局シンガリ負け。アクシデントも疑われたが、ここに出てくる以上はそういう理由ではなかったのだろう。そうであれば鎌倉記念2着にジュニアグローリー勝ちの実績は、ここでは断然。巻き返しは十分可能なはずだ。
名古屋勢ではパープルルージュの走りに注目が集まる。無傷の4連勝を狙った中京ベガスターCは5着に終わったが、距離延長に対応できなかったのが理由の1つと捉えれば、ここで巻き返しは期待できるはず。ただデビュー当時から馬体が減り続けており、輸送競馬でそれがどうなるか、注視しないといけないか。
これまでの実績から上位にあるのは、ここまで紹介した3頭。ただそれ以外のメンバーも能力的に大きな差があるとは思えず、混戦模様は間違いない。当日の気配や展開が大きく展開を左右する可能性が、かなり高い1戦だと考えている。
4月30日 大井競馬11レース「第39回 東京プリンセス賞」(20:10発走)
(3歳牝馬重賞・1800m)
南関東3歳牝馬3冠路線における2冠目。過去10年で2冠を制した馬は4頭いるが、2年前に(浦和)桜花賞が1500mに短縮されてから2冠馬は出ていない。これが偶然によるものなのか、300mの距離延長が想像以上に応えているのか、今後検証されることになるだろう。
今年2冠を目指すのがプラウドフレールだ。東京2歳優駿牝馬を制した時は展開に恵まれた印象もあったが、その後2戦が圧巻。特に前走(浦和)桜花賞で、デビュー戦以来となる逃げる競馬で後続を寄せ付けなかった走りは、見事という他なかった。どこからでも戦える自在性を武器に、重賞4連勝での2冠制覇を成し遂げられるだろうか。
(浦和)桜花賞で2着だったホーリーグレイルは、その前に牡馬相手のニューイヤーカップを制した実力馬。こちらは2歳時に快速で鳴らしていたが、年明けは好位で折り合う戦い方ができるようになっている。これなら距離も持ちそうに映るが、吉原寛人騎手はどういう戦い方を選択するか、見ものだ。
当初この路線を牽引すると思われたゼロアワーは、ユングフラウ賞2着に(浦和)桜花賞4着。力関係が変わった印象もあるが、道営時代から長い距離を選んできたことからも、距離不足は明らか。条件が好転するこの舞台で結果が出ないと、この先尻すぼみになってしまう可能性もある、正念場の1戦である。
この勢力図を崩すとすれば、既に今回と同じ大井1800mを経験している馬だろう。特に前走この舞台で勝ったベルクラシアスは、その前にナイトオブファイア(後に京浜盃3着)の2着もある。長い距離に対する豊富な経験値を活かして、既成勢力を逆転したいところだ
この他にもまだ底を見せていないリコーテリアや、1月に準重賞の桃花賞を制したアメストリスなど、力のある馬が揃っている。この路線の実績馬がほとんど揃ったこともあり、激しい戦いが見られることは間違いないと思っている。
(詳細な出走表は地方競馬全国協会のオフィシャルサイト等で確認してください)
次回は5月1日分として、兵庫チャンピオンシップ(園田・統一グレード)と北斗盃(門別)の見どころを掲載します。
1着 (5)番 ゴーゴーバースデイ(9番人気)
2着 (4)番 マルヨハルキ(1番人気)
3着 (3)番 ミランンミラン(2番人気)
4戦続けて勝ち馬から4秒以上離される大敗が続いたゴーゴーバースデイが、2番手から抜け出して波乱を呼び込んだ。有力どころが動けなかった印象はなく、この馬自身が8キロ馬体を絞り、一変した動きを見せたと考えるのが自然か。もっとも2歳秋のネクストスター競走まで、7戦全て3着以内でまとめていたように、デビュー直後は上位で戦えていたので・・・。
1着 (9)番 ベルグラシアス(4番人気)
2着 (7)番 グレアネオンライト(13番人気)
3着 (4)番 ドナギニー(9番人気)
5着 (13)番 プラウドフレール(1番人気)
ハナにこだわったホーリーグレイル(8着)にリヴェルベロ(15着)が内から抵抗した結果、前半3ハロンが35.4秒。これをゼロアワー(9着)は3番手で追いかけ、プラウドフレールは向正面から捕まえに行く始末。有力馬が乱ペースに自ら突っ込んで総崩れになり、大波乱になってしまった。だが勝ったベルグラシアスは前走同じ舞台で強い競馬をしていただけに、決して漁夫の利とはいえない。関東オークスで中央勢に対峙できる底力を、持っていると感じている。
