JRA東京「フェブラリーステークス」見どころ(2025年2月23日 15:40発走)
2025年 02月 23日
あらゆる見地で統一GⅠとしての価値に疑問符がつけられているフェブラリーステークス。今年も多数の実力馬が海外遠征などで不在となったが、それでも13頭の統一グレード優勝経験馬が名を連ねた。腐っても何とやらという言葉もあるけれど、一方でダート競馬の層が格段に厚くなっていることの証明でもある。ダート競馬の鏑矢としての象徴的な1戦でもあるだけに、その価値に疑問符がつかない形でこの競走を活かす未来を考えても良いのかもしれない。
東京競馬11レース「第42回 フェブラリーステークス」(古馬・GⅠ・1600m)
ダート競馬はとかく出世が難しく、高齢になっても活躍できるといわれてきた。しかしこのレースに限っていえば、GⅠとして行われるようになってからの過去28回で、明け4歳世代は実に9勝を挙げている。中央勢の出走枠が多く、若い馬でも出走に向けたハードルが高くないためだが、昨年から3歳3冠路線が整備されたことで、今まで以上に4歳世代の出走および活躍が増える可能性が高い。その可能性を見極める、今年の戦いかもしれない。
そして実際、明け4歳の実力馬3頭が、この舞台に名を連ねてきた。この3頭に共通するのは、既に古馬相手にダート統一グレードを手にしているということ。ミッキーファイトはジャパンダートクラシック2着の次走で名古屋大賞典を、サンライズジパングは同3着だった次走でみやこSを制し、その地力を示している。そしてアンモシエラはJBCレディスクラシックを逃げ切り、統一GⅠホルダーとしてこの舞台に臨む。どの馬もマイル戦に対する適正は微妙な印象を残すが、史上最強世代の呼び声高き世代の代表として、その不利を克服する姿を見たいものである。
一方で古馬勢では、前走で今回と同じ東京コースでダート統一グレードを制したエンペラーワケアとコスタノヴァに注目が注がれている。エンペラーワケアは順調に使えない中でもダート戦はこれまでオール連対を果たしており、またコスタノヴァは東京コース5戦全勝という抜群のコース適性を誇る。底を見せていないこの2頭が、若さを封じることが出来るのか楽しみにしたいものだ。
これらを前に存在感が薄くなっている印象があるのが、前年覇者のペプチドナイル。ただしその後、マイルチャンピオンシップ南部杯2着など、勝てないまでも当時がフロックでなかったことを証明する走りを続けている。同じことは昨年JBCスプリントを制したタガノビューティーにもいえ、歴戦の雄が健在ぶりを発揮するシーンも十分考えられるだろう。
地方からは今年になって高知に移籍したヘリオスが、地方移籍初戦としてこの舞台に立つ。3年前のマイルチャンピオンシップ南部杯2着があるもののマイルはやや長いし、単騎逃げをしたいこの馬としては同型が揃っている。ここは再起に向けたきっかけを掴めれば御の字で、その上で高知所属馬による中央遠征のノウハウを手に入れたいのではと思っている。
(詳細な出走表は日本中央競馬会のオフィシャルサイト等で確認してください)
