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「Road to JBC」in大井 「レディスプレリュード」全頭解説(2024年10月1日 20:10発走)

当初は見どころのみ掲載する予定でしたが、小頭数になったことと、各馬詳細に解説したい組み合わせになったため、急遽全頭解説を行います。

大井競馬11レース「第21回 レディスプレリュード」(古馬牝馬・JpnⅡ・1800m)

マリーンCが3歳限定として秋に移行した関係で、この競走は実質的に4歳以上の争いに、今後もなっていくだろう。しかし一方で先週のマリーンCが6頭立てで、この競走は7頭立て。一緒に行える頭数になったことで必要だったのかの声も出てきそうだが、実態は地方勢の参戦意欲が欠けていること。地方所属馬が多くこういう舞台に出てくることは、レースのステイタス向上のために必要ではないだろうか。

<全頭解説>

(1)番 ラブラブパイロ(大井)

突拍子もない所で動いたり、勝負所でズルズル下がったりと、とにかく気分屋。それでも主戦の西啓太騎手が根気よく向き合う中で、2走前のノークスイーンCを向正面まくりで重賞初制覇を果たした。統一グレードは昨年のJBCレディスクラシック8着以来だが、当時の手綱は他の騎手。気分を乗せられれば、慌てさせるシーンを作れるかもしれない。

(2)番 アンティキティラ(高知)

全国各地の重賞を渡り歩き、ここまで挙げた重賞5勝は全て遠征競馬でのもの。特に2走前の読売レディス杯ハクサンアマゾネスを抑えて逃げ切った走りは、地方馬同士なら相当の地力があることを示している。ただし過去3度出走した統一グレードは、全て後方のまま大敗。先行できるかどうかが、最初のハードルといえるだろう。

(3)番 グランブリッジ(中央)

今回で15戦連続となる統一グレード出走で、過去14戦は全て4着以内。特にこの1年は牡馬相手の舞台にも立ち、川崎記念2着に帝王賞4着と、統一GⅠでも結果を残してきた。その一方で勝利は昨年3月のエンプレス杯を最後になく、勝つ味を忘れているのが気になるところ。牝馬同士に戻る今回、それを取り戻すことができるだろうか。

(4)番 ライオットガール(中央)

牡馬相手にレパードSを制したのをきっかけに、約1年で統一グレード3勝。ただ負ける時はアッサリ負ける傾向もあり、統一グレードで敗れた5戦中3戦は、勝ち馬から1秒以上離されていた。その要因の1つと考えられるのが、馬体中の増減が激しいこと。結果が出ている470キロ近辺で出てくるのか、まずはそこに注目したい。

(5)番 アイコンテーラー(中央)

ダート3戦目で昨年のJBCレディスクラシックを制した時は、一気に路線の牽引役を担うと思われたが、その後未勝利。特にエンプレス杯で絶好の2番手でレースを進めながら、逃げたオーサムリザルトにねじ伏せられた1戦の内容が良くない。今回は頂点を極めた舞台に戻るけれど、あの負け方から巻き返せるのか不安を感じるのも確かだ。

(6)番 ヴィヴラフォン(中央)

特設の中央地方交流重賞として行われた神奈川記念で初タイトルを獲得すると、同じ舞台だったスパーキングレディーCでも、先行馬総崩れの中で3着。川崎のマイルで結果を残す一方で、兵庫女王盃が見せ場なく5着に終わったことから、距離や豪州産の砂に対する不安はある。それを払拭できる走りができるか、試金石の1戦と捉えている。

(7)番 アーテルアストレア(大井)

前走スパーキングレディーCに象徴されるように、前が速い流れを後方で脚を溜め、直線で逆転するのが勝ちパターン。ただ前が残る落ち着いた流れになると、宝の持ち腐れになる傾向もある。小頭数になった今回、意外と戦いにくい立場に置かれた印象もあり、昨年このレースで初タイトルをもたらした武豊騎手がどんな策を取るだろうか。

(詳細な出走表は地方競馬全国協会のオフィシャルサイト等で確認してください)

明日2日に行われるジャパンダートクラシックについても、全頭解説の記事を掲載します。


Commented by hirota-nobuki at 2024-10-03 20:54
レディスプレリュード結果

1着 (3)番 グランブリッジ(1番人気)
2着 (5)番 アイコンテーラー(2番人気)
3着 (7)番 アーテルアストレア(3番人気)

グランブリッジ・・・道中は4-5番手に位置していたが、折り合いを欠くこともなく、抜群の手応え。4角で先行勢に追いついてから外へ持ち出して追い出されると、粘る先行勢との差を徐々に詰め、ゴール直前で粘るアイコンテーラーを差し切った。勝てない競馬が続いていたものの、ずっと力のあるところは示していた。ここで勝つ味を取り戻したことで、過去2年2着続きだったJBCレディスクラシックの頂点の座も、視界に入ったはずだ。
Commented by hirota-nobuki at 2024-10-03 20:55
アイコンテーラー・・・逃げたヴィブラフォンをマークして進めると、直線半ばで一旦は抜け出したが、最後はアタマ差交わされてしまった。踏ん張り切れなかったのは57キロを背負っていた影響もあるだろうが、前走の悪いイメージを払拭するには十分。定量戦になる次走に向け、前向きな気持ちで臨めるだろう。
アーテルアストレア・・・グランブリッジより更に後ろの位置取りは、この馬の末脚を信頼してのもの。メンバー最速の上りで追い込んでも届かなかったのは、流れが向かなかったからに他ならない。それでも道中余計な動きをしなければ、スローな流れでも戦える手応えを掴んだのは収穫だと思う。
ヴィブラフォン(4着)・・・マイペースの逃げを打ちながら直線半ばで失速したのは、距離と考えていい。今後はマイル以下が主戦場になっていくだろう。
by hirota-nobuki | 2024-10-01 00:00 | 地方競馬 | Comments(2)

地方競馬・ダート競馬の発展を願ってやまない博田伸樹(ヒロタ・ノブキ)です。この場を通じて地方競馬・ダート競馬により興味を持つ人が1人でも増えてほしいと願っています。 twitter:@HirotaNobuki


by hirota-nobuki