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JBC2022スペシャルPART4 門別「JBC2歳優駿」全頭解説(18:00発走)

門別競馬9レース「第3回 JBC2歳優駿」(2歳・JpnⅢ・1800m)

北海道2歳優駿から名称が変わってからの過去2回、依然と決定的に違う傾向がある。それは前半のペースで、第1回の前半1000mが60.5秒で、第2回は同59.8秒と、それまで記録されたことがないハイペースの展開になっているのだ。そこに必然の理由があるとは思えないが、今後もこの傾向が続くとすれば、それはレベルアップの一環と捉えていいのでは。それだけに今年、どういうペースで進むかにも注目してみたいと思っている。

<全頭解説>

(1)番 ナチュラルリバー(中央)

芝で2戦敗れた後に、ダートに転じた前走で初勝利。ただ札幌1700m1分47秒8はその週で最も遅く、また先行馬総崩れの展開に恵まれた所もあった。ダート2戦目で上積みを見込めるのは確かだが、現実的には乱戦を待つ立場ではないか。

(2)番 ゴットインパルス(中央)

1200mを使った新馬戦は速さ負けしたが、(中山)1800mに距離を延ばした前走で逃げ切り勝ち。翌日の新馬戦が1分57秒4に対し、こちらは1分55秒9なら及第点をあげられるが、特筆すべき時計でもない。逃げてられてどこまでという印象である。

(3)番 リアルミー(北海道)

デビュー2連勝でこの舞台に立つ、道営勢唯一の無敗馬。マイルへの距離延長となった前走で、届かないような位置から差し切ったように、末脚の破壊力は一目置く存在。外回りで末の威力が増せば、一気の相手強化でも通用する可能性を感じている。

(4)番 オーマイグッネス(北海道)

前走サンライズCで3連敗中だったベルピットを競り落とし、待望の重賞初制覇。逃げて差される競馬が続いていたが、同じ競馬で今度は競り勝ったという勝ち方は最高。中央勢が入ってスンナリ逃がしてくれるかはカギだが、それが叶えば再度の逃げ切りも十分だ。

(5)番 スギノプリンセス(北海道)

デビュー直後は勝ちあぐねたが、コーナー4つの競馬になってから4連勝中。前走ブロッサムCも早目先頭から後続を突き放す強い内容で、この距離における牝馬としては抜けた存在といえそう。あとは牡馬相手・中央勢が加わって、対応できるかどうかだ。

(6)番 ゴライコウ(中央)

デビューからダートの長い距離を専門的に使われ、前走3戦目で初勝利。ただ中京1800m1分55秒6は、昨年このレースを制したアイスジャイアントの1分52秒9と比べると、明らかに見劣る。余程の上積みがないと、ここでは厳しい印象だ。

(7)番 ラッキーストーリー(北海道)

使われる度に徐々に力をつけ、前走でOP特別初勝利を挙げた。しかし重賞路線を歩んできた馬と比べて時計面では見劣りするし、連闘での参戦という臨戦過程も気になる。今後に向けた経験を詰めれば、十分かもしれない。

(8)番 タイガーチャージ(北海道)

前走サンライズC4着は、逃げ切ったオーマイグッネスを深追いしたことが敗因か。3走前に今回と同じ舞台で勝った時のように、じっくり構える競馬ができれば、まだわからない。4歳上の半兄にヒカリオーソがいる良血が、この舞台で覚醒するシーンもあるだろう。

(9)番 テレパシー(中央)

デビュー戦は3番手のインで脚を溜めると、直線外に持ち出して先行馬を差し切った。勝ちタイムは2日前のゴライコウと同じだが、終始動きが重い中で勝ったことが印象的。これなら使われた上積みは見込めるはずで、時計に囚われ過ぎると危険かもしれない。

(10)番 エコロアレス(中央)

阪神1400mを使ってきたデビュー戦は、ダートに入ってから先頭に立つと、そのまま後続を寄せ付けなかった。距離延長は課題になるが、スピードの絶対値の差で圧倒する可能性は十分。外国産馬ということで、追加登録料を払って参戦する意欲も見逃せない。

(11)番 ベルピット(北海道)

無傷の5連勝を狙った前走サンライズCは、過去3戦全勝だったオーマイグッネスにハナ差競り負け2着。とはいえあの1戦に限れば、相手の執念を褒めるべきである。地元のエースの座は揺るぎなく、安定したレース振りから大きく崩れるシーンは考えにくいだろう。

(12)番 リストン(北海道)

前々走、1200m戦で追い込みを決めたように、現状は短距離の差し馬というキャラクター。しかし初勝利は1700mで挙げており、実は距離に対する不安はない。脚を溜めて一発を狙う競馬になるだろうが、それが嵌れば台頭する余地もありそうだ。

(13)番 リアルガー(北海道)

サンライズCで3着に喰い込むなど、これまで1度も掲示板を外していないが、地元勢では唯一の1勝馬。いわゆる相手なりというタイプで、パンチ力に乏しいのが現状。この中に入ってもソコソコ戦える可能性はあるけれど、勝ち負けとなると厳しいと考える。

<最終決断>

◎(本命) (11)番 ベルピット

〇(対抗) (4)番 オーマイグッネス

▲(単穴) (10)番 エコロアレス

☆(特注) (8)番 タイガーチャージ

△(連下) (3)番 リアルミー、(9)番 テレパシー

中央勢は全て前走で初勝利を挙げた馬。これなら道営勢、それもサンライズC組を中心に据えていいと考える。そのサンライズCは2着に敗れたベルピットだが、好位抜け出しの戦いぶりは安定感があり、展開に左右されないなら期待できると判断。本命を打つことにした。

それと互角の競馬を続けてきたオーマイグッネスにとって、課題があればハナを叩かれる競馬になった時。特にデビュー戦で逃げ切ったエコロアレスのスピードは、この馬にとって脅威だが、単騎2番手なら力は出せるとみて対抗評価だ。

そのエコロアレスが、中央勢では1番強いと思える。距離延長は課題になるが、対応できれば単騎逃げから押し切る形にできる。まとめてならこの馬とみて単穴評価とした。

タイガーチャージは戦い方ひとつで差を詰める可能性はあるし、中央勢が動けなければサンライズC組で上位独占のシーンもあるはず。別路線組ではリアルミーの末脚が、乱ペースになった時に台頭してくるか。前走からの上積みが見込める、テレパシーまで警戒したい。


(詳細な出走表は地方競馬全国協会のオフィシャルサイト等で確認してください)

このあと、JBCクラシックの全頭解説記事を掲載します。


Commented by hirota-nobuki at 2022-11-04 23:12
JBC2歳優駿結果

1着 - (6)番 ゴライコウ(9番人気)
2着 ◎ (11)番 ベルピット(1番人気)
3着 △ (3)番 リアルミー(5番人気)

過去2年と比べて落ち着いた流れになったところを突いて、向正面から捲ったゴライコウが4角で抜け出し、そのまま押し切った。事前に門別へ入厩したことと、地元の石川倭騎手の起用が見事に当たったが、これを許した地元勢の評価が難しくなった1戦になった気がする。
by hirota-nobuki | 2022-11-02 23:15 | 地方競馬 | Comments(1)

地方競馬・ダート競馬の発展を願ってやまない博田伸樹(ヒロタ・ノブキ)です。この場を通じて地方競馬・ダート競馬により興味を持つ人が1人でも増えてほしいと願っています。 twitter:@HirotaNobuki


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