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船橋「かしわ記念」など、ゴールデンウィークの注目レース見どころ 2022年5月5日版(船橋・園田)

1996年に交流重賞化されたかしわ記念は、当初総賞金を基準とした賞金別定戦としてスタートした。まだ主催者間の交流が本格化した直後で、各々の所属のプライドを賭けた最高峰の戦いという側面もあったため、交流競走イコール定量戦という認識が強かった。その中で違う価値観を提示したかしわ記念は、定量戦にこだわらなくていいという認識を与え、翌年の統一グレード制定時にも影響を与えたと思っている。ただ当初統一GⅢとして出発したかしわ記念が、実力馬が集う舞台として急激に発展。2005年から頂点を争う統一GⅠに昇格したことは、ある意味皮肉でもある。

<お知らせ>

この記事で取り上げる競馬場の他、門別・名古屋でも本日は開催がございます。

船橋競馬11レース「第34回 かしわ記念」(20:05発走)

(古馬・JpnⅠ・1600m)

船橋競馬がナイター開催を始めた後も、このレースに関しては昼に行われる機会が多かったが、今年は2018年以来2度目となるナイターでの開催になった。競馬場に人を集めるためであれば昼の方がいいとしても、制限がかかっている現状では、これも選択肢の1つ。5日でゴールデンウィーク休みが終わる人にとっても、明日に備えながらネット等を通じて楽しめる時間である。

昨年10年ぶりに地元にこのタイトルをもたらしたカジノフォンテンが、連覇を目指して参戦する。その後勝利を積み重ねていないが、逆にいえば左回りのマイル戦がベストであることをあぶり出したと考えれば、前向きになれる。むしろ気になるのは本田正重騎手への乗り替りだが、過去にジャパンダートダービーで代打騎乗だったヒガシウィルウィンを勝利に導いた経験がある。再び地元に歓喜をもたらす可能性は十分あるだろう。

対する中央勢は、統一GⅠホースが2頭出走するが、勢いがあるのがそれ以外の馬だ。テイエムサウスダンは昨年の黒船賞以降、1400mの統一グレードを4勝したが、前走フェブラリーS2着でマイル戦にも対応。逃げにこだわらなくなっている点にも注目で、統一GⅠ奪取に向けてどんな作戦を練っているか。

昨年2着のソリストサンダーは、マイルチャンピオンシップ南部杯3着に武蔵野S制覇と、この1年、マイル戦で安定した結果を残し続けている。ドバイ遠征から帰国直後のスケジュールは微妙も、それを克服すれば昨年の雪辱を晴らすことは可能だ。

また牝馬限定の統一グレード連勝中のショウナンナデシコは、前走同じ舞台のマリーンCで8馬身差圧勝。牡馬相手でも期待したくなるパフォーマンスで、交流重賞化以降では初となる、牝馬によるかしわ記念制覇もありそうだ。

もちろんサンライズノヴァインティの統一GⅠホース2頭も、まだ終わったと評するには早すぎる。地元勢では今回唯一の4歳馬ギャルダルが、同じ舞台で連勝中。この相手にどこまで喰らいつけるか注目だ。もう少し地方勢の実績馬が参戦してほしかった気持ちもあるが、最後まで分からない白熱した戦いが見られることは、間違いないはずだ。

園田競馬11レース「第58回 兵庫大賞典」(17:55発走)

(古馬重賞・1870m)

ゴールデンウィーク前後の地方競馬は、おらが街のダービーに向けた前哨戦(3冠路線の1冠目)を行う主催者が多く、統一グレード以外で古馬のビッグタイトルが懸かる1戦を行う主催者は多くない。その意味で春のグランプリとも位置付けられるこのレースは、実は時期的に珍しかったりする。

ここは地元の頂点に君臨するジンギが、連覇なるかが最大の注目だ。前走名古屋大賞典に遠征し、3着と昨年より1つ着順を上げただけでなく、内容的にもあわやのシーンを作っていた。今が充実期にあるのは確かで、再び統一グレードの舞台で活躍する姿を期待させるためにも、この舞台は単に勝つだけでは足りないはずだ。

そのジンギが地元馬相手に最後に敗れたのは、一昨年の姫山菊花賞。その時勝ったエイシンニシパは、昨年と同様に新春賞と佐賀のはがくれ大賞典を連勝してこの舞台に立つ。ジンギを止めたあの1戦から4連敗中だが、その全てで2着を確保。逆転に向け、今度はどんな策を用意しているだろうか。

そして今回はもう1頭、ストップ・ザ・ジンギの期待がかかる馬としてシェダルがいる。中央OPから転入後、地元では4戦全勝。特に転入2戦目、統一グレードホルダーであるテーオーエナジーを圧倒した1戦は、インパクトが大きかった。勢力図を変える走りを期待したいと思う。

(詳細な出走表は地方競馬全国協会のオフィシャルサイト等で確認してください)


Commented by hirota-nobuki at 2022-05-06 21:57
かしわ記念結果

1着 (1)番 ショウナンナデシコ(2番人気)
2着 (2)番 ソリストサンダー(5番人気)
3着 (3)番 テイエムサウスダン(1番人気)

ショウナンナデシコ・・・好スタートで前に出ると、他にハナを主張する馬がいなとみてそのまま逃げの手に。するとハロン12秒前後のイーブンペースを4角まで刻んで後続の脚を奪い、直線で後続を振り切った。力がいる今の船橋コースを前走で経験できたことは、確かにこの馬にとって追い風だった。だが力で手にしたタイトルであることは、昨年よりかかる馬場で当時より速い1分38秒9の勝ちタイムに現れている。
ソリストサンダー・・・道中はショウナンナデシコの後ろで機を窺い、4角で外に出して迫ろうとしたが、テイエムサウスダンを捉えるのが精一杯だった。絶好調といえる雰囲気だった昨年に比べ、帰国1ヶ月で調整が難しかったはず。それでこの走りは高い評価をすべきで、ここまで仕上げた関係者にも敬意を表したい。
テイエムサウスダン・・・ショウナンナデシコを行かせて2番手から。4角手前では並びかけようとする所まで迫ったが、そこで突き放された。強気に逃げたらどうだったかとは思うが、やはりマイルは気持ち長いと感じたのも事実だった。
カジノフォンテン(4着)・・・道中はソリストサンダーの外を追走していたが、前の4頭の中で最も早く苦しくなってしまった。敗因があるとすれば、馬体が思ったほど回復しなかったことだが、受け入れなければいけない敗戦である。
Commented by hirota-nobuki at 2022-05-06 21:57
兵庫大賞典結果

1着 (8)番 ジンギ(1番人気)
2着 (10)番 シェダル(2番人気)
3着 (6)番 エイシンニシパ(3番人気)

パドックで集中力がないように映り、枠入りでもしばらく入らなかったジンギに、正直レース前は不安を覚えた。レースはハナを奪った後、道中は終始シェダルに徹底マークされた上に、勝負所の手応えも劣勢。それでも互いが力を出し尽くした最後の叩き合いで前に出させず、クビ差競り勝った。勝因は“逃げ”という武器を新たに手にしていたからで、それがレベルアップにつながっていることが、前走と今回に現れていたと思う。個人的には帝王賞に向かってほしいが、どうやら夏まで休養に入る模様だ。
2着シェダルはやれることは全てやった上での敗戦。この手応えを、この先の戦いに生かしてほしい。3着エイシンニシパは内が伸びない馬場傾向で、道中内々を回ったのが痛かった。
by hirota-nobuki | 2022-05-04 21:40 | 地方競馬 | Comments(2)

地方競馬・ダート競馬の発展を願ってやまない博田伸樹(ヒロタ・ノブキ)です。この場を通じて地方競馬・ダート競馬により興味を持つ人が1人でも増えてほしいと願っています。 twitter:@HirotaNobuki


by hirota-nobuki