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コラム 間もなくダービーシリーズ2021−各地の3歳路線の現状を探るPART1(金沢・佐賀編)

全国各地でダービー馬が決まる“ダービーシリーズ”が、今年は5月25日の石川ダービーよりスタートします。各地で売上拡大に伴う賞金増加が進む中、ダービーも例外ではなく、今年は岩手と高知で1着賞金が1000万円に増加。これで昨年の時点で1000万円台となっていた門別・大井・園田と併せ、5主催者のダービーで1着賞金が1000万円以上になった。できれば来年には、全主催者のダービーが1000万円以上になったことを、この記事で紹介したいものである。

このブロマガではダービーに向けた各地の3歳路線の情勢を紹介していましたが、今年も前哨戦の結果を交えながら開催順に紹介することにします。なお初戦から最終戦まで1ヶ月ほどの期間があることから、ここでは5月に実施される2競走のみを取り上げます。また6月に実施される競走は、6月9日に実施される東京ダービーまでに掲載いたします。

おことわり・本コラムは、5月20日21時までに得た情報を基にしています。また現在は予想に関する活動を行っていないため、開催時に予想記事は掲載いたしません。ご了承ください。

石川ダービー(5月25日・金沢2000m)

2歳戦の開始直後は、連勝街道を歩んでいた生え抜きのサブノタマヒメをどの馬が止めるかに注目されていたが、それを金沢ヤングチャンピオンで止めたのが道営デビューのアイバンホーだった。そのアイバンホーは4月18日に行われた1冠目の北日本新聞杯でも、2着に2秒の大差をつけて圧勝し、金沢コースにおける無敗の連勝を4に伸ばしている。好位から抜け出す戦い方に隙はなく、距離が延びても問題ないとすれば、年明け後に戦った馬とは勝負付けが済んだ印象。あとは未対決組とどうかという話ではないだろうか。

そのアイバンホーに連勝を止められたサブノタマヒメは、年明け2連勝後に遠征した東海クイーンCで9着惨敗も、5月2日に行われた牝馬限定重賞のノトキリシマ賞を完勝。しかし遠征帰りの影響か、走りに冴えが見られなかったのは気になる。本番までにどこまで立て直されるかが、打倒アイバンホーに向けたポイントになりそうだ。

これに割って入るとなれば、ノトキリシマ賞当日のA1戦で、これより速いタイムで勝ったビルボードクィーンだ。中央1勝からの転入初戦となったこのレースで、北日本新聞杯2着のフューリアスや金沢シンデレラCを勝ったマナバレンシアを倒したのは評価できる。それだけにこれが出てくるかどうかに、レースの興味は左右されるかもしれない。

・九州ダービー栄城賞(5月30日・佐賀2000m)

4月25日に行われた1冠目の佐賀皐月賞を制したのは、道営デビューから年末に転入後、快進撃を続けていたトゥルスウィーだった。これで佐賀転入後7戦6勝となり、1750m以上に限れば転入後5戦無敗。この中には古馬B級相手の勝利も含まれており、この世代では完全に頭一つ抜けた存在だ。九州皐月賞もそうだったが、3角から動いて前を捕まえる走りは安定感抜群で、距離延長もかえってプラス。頂点に最も近い存在と考える。

その佐賀皐月賞で2・3着だった馬も出走した5月15日に行われたトライアルは、転入初戦だったガーディアンが勝って出走権を手にした。笠松デビューから園田を経由してきた馬で、実は園田に止まっていればその3歳路線で上位級の評価ができた馬。良馬場だった佐賀皐月賞に対し不良馬場だったが、勝ちタイムで0.9秒上回っており、最大のライバルとして急浮上したといえよう。

このトライアルでは崩れたものの、佐賀皐月賞で2着だったプリマステラと3着のテイエムサツマオーは、佐賀で重賞タイトルを手にした経験のある馬。特にテイエムサツマオーは、飛燕賞でトゥルスウィーを破って逃げ切った1戦があり、そのスピードの使い方ひとつで、再現する可能性もあるか。重賞で結果が出ていないものの、時計は優秀なムーンオブザボスも差がなさそうだ。


by hirota-nobuki | 2021-05-21 12:00 | Comments(0)

地方競馬・ダート競馬の発展を願ってやまない博田伸樹(ヒロタ・ノブキ)です。この場を通じて地方競馬・ダート競馬により興味を持つ人が1人でも増えてほしいと願っています。 twitter:@HirotaNobuki


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