船橋「かしわ記念」&園田「兵庫大賞典」ゴールデンウィークの注目レース見どころ 2021年5月5日版(船橋・園田)
2021年 05月 04日
2005年に統一GⅠに格上げされたかしわ記念。それまで南関東の中でもビッグレースが行われていなかった船橋競馬場にとって、統一GⅠの創設は悲願ともいえるものだった。そして2006年のアジュディミツオーと2011年のフリオーソが、船橋所属としてかしわ記念を制覇。今年はそれ以来となる、地元勢によるかしわ記念制覇のチャンスが巡ってきた。
<お知らせ>
この記事で取り上げる競馬場の他、門別・水沢・金沢・名古屋でも本日は開催がございます。
船橋競馬11レース「第33回 かしわ記念」(16:05発走)
(古馬・JpnⅠ・1600m)
例年以上の豪華メンバーが揃ったが、まず取り上げたいのはやはり地元のカジノフォンテンだ。川崎記念で統一GⅠホースとなったが、マイル以上の古馬統一GⅠを制した地方所属馬自体、前述したかしわ記念のフリオーソ以来。本当に地方競馬ファンにとって、待たされた快挙だった。前走京成盃グランドマイラーズは辛勝も、ここに向けた調整の一環であり、気持ちをマイルモードに切り替えた意味でも良かったはず。相手は厳しいが、地方競馬ファンの期待に応えてくれるだろうか。
一方で中央から参戦する6頭中、統一GⅠタイトルを持つ馬が4頭いるが、その全てがマイルの統一GⅠを勝っている豪華メンバーとなった。その中では今年のフェブラリーSを制したカフェファラオがエース格になると思うが、かしわ記念の統一GⅠ昇格後、同じ年のフェブラリーSとかしわ記念を両方制した馬は、2010年のエスポワールシチーと2014年のコパノリッキーの2頭。それに続くだけのマイラーとしての適性はありそうだが、船橋コースに対応できるかはひとつの課題である。
レースでポイントとなるのは、前年覇者のワイドファラオを始め、逃げられないと厳しいという馬が多数揃ったことだ。しかもサルサディオーネやワークアンドラブなど、単騎逃げならハイラップを踏んでも押し切れる力を軒並み持っているのが厄介だ。これらがやりあった結果として、サンライズノヴァやミューチャリーのような直線勝負型が台頭する形も想定され、当日の展開ひとつで如何様な結果も考えられる組み合わせになったと思っている。
園田競馬11レース「第57回 兵庫大賞典」(16:15発走)
(古馬重賞・1870m)
年末の園田金盃が暮れの大一番とすれば、このレースは兵庫県競馬における春の大一番である。近年は同じゴールデンウィークに行われる兵庫チャンピオンシップのレベルを測るリトマス試験紙のような扱いもされるが、裏を返せば今の兵庫県競馬の地区レベルを測る競走でもあるのだ。
最大の注目は昨年2着だったジンギが、このタイトルを手にできるかどうかだ。前走は統一グレードの名古屋大賞典に遠征したが、流れに乗り切れない中で4着と、全国区でも戦える可能性を示唆。今後も積極的に強い相手を求めてほしい中で、地元限定戦のここで簡単に負けてほしくない。未来への期待につながる走りを見せてほしいものだ。
これに昨年先着した実績があるのが、古豪エイシンニシパと、約7ヶ月ぶりの実戦となるマイフォルテ。どちらも交流戦で実績豊富な存在だけに、簡単に勝たせる走りになってほしくない。他にも前走はがくれ大賞典でエイシンニシパに迫ったコスモバレットや、元中央OPのメイプルブラザーといった実績馬にも注目したいところだ。
(詳細な出走表は地方競馬全国協会のオフィシャルサイト等で確認してください)
