名古屋「かきつばた記念」など、ゴールデンウィークの注目レース見どころ 2021年5月3日版(名古屋・船橋・高知)
2021年 05月 02日
2022年4月に弥富市の新競馬場に移転することになっている名古屋競馬場。つまり日程が今年と変わらなければ、来年のかきつばた記念は新競馬場で行われる最初の統一グレードとなる。その未来に思いを馳せながら、今年の戦いを見守りたいと思う。
<お知らせ>
5月3日は本記事で取り上げる競馬場の他に、ばんえい帯広・水沢・金沢・園田・佐賀で開催が予定されておりましたが、佐賀競馬はきゅう舎関係者に新型コロナウイルス陽性者が発生したことから、3日および4日に予定されていた開催が取りやめとなりました。
名古屋競馬11レース「第23回 かきつばた記念」(16:20発走)
(古馬・JpnⅢ・1400m)
昨年逃げ切ったラプタスが、連覇を目指して今年も参戦してきた。重賞タイトルこそその後積み重ねていないが、前走OP特別で久々に勝利。しかも逃げ馬を行かせて抜け出す競馬ができたことから、逃げ一辺倒から脱却した印象を与えたのも見逃せない。またトップハンデの58キロも、その前走で背負っていたことから、そこに不安はないだろう。
そのラプタスは昨年、黒船賞を勝っての参戦だったが、今年その路線で臨むのがテイエムサウスダン。その黒船賞は早目先頭から2着に8馬身差をつける圧勝劇で、スムーズな競馬ができた時の強さを示した。同じようにスムーズな戦いができるようなら、統一グレード連勝も期待できそうだ。
ノボバカラは5年前にこのレースを制し、それ以来の参戦となった昨年も2着。コース相性がいい上に、昨年久々に統一グレードタイトルを手にしたように、まだこの路線で戦える地力はある。また上り馬のベルダーイメルは、休み明けでも55キロのハンデならチャンスはあるだろう。
地方勢では2年前の覇者ゴールドクイーンが、転入初戦の前走東海桜花賞を使われて、どこまで上積みがあるか。また兵庫ゴールドT4着があるナリタミニスターは、ハンデが厳しくなった印象こそあるが、兵庫県勢は過去2勝を挙げているだけに、見逃せないかもしれない。
船橋競馬11レース「第1回 若潮スプリント」(16:05発走)
(3歳重賞・1200m)
短距離路線の拡充が進んでいる南関東に、新たに創設された3歳馬による短距離重賞。個人的にはフルゲートが多くなる1000m戦で実施してほしかったところだが、これを機に、昨年JBCスプリントを大井生え抜きで制したサブノジュニアに続く馬が輩出されることを願っている。
今回の出走メンバーで最多となる3勝を挙げている馬は5頭いるが、その全てを1200m以下で挙げているのはファイナルキングとブラックストームの2頭。特に船橋生え抜きのファイナルキングは、前走マークした1分12秒0は、2日後の古馬A2下と同タイム。このスピードを如何なく発揮した際に、更に速い馬がいるか、これを差せる馬がいるかがポイントになるだろう。
また重賞路線をメインに使ってきた馬では、イノセントC2着に平和賞3着があるハートプレイスの実績が目立つ。この他にも南関東でこの世代最初の勝ち名乗りを上げたマテーラフレイバーに、転入初戦の前走を圧勝した中央1勝馬エンテレケイアなど、目移りする組み合わせ。何が勝ってもおかしくない、大混戦の1戦だろう。
高知競馬10レース「第12回 福永洋一記念」(19:45発走)
(古馬重賞・1600m)
人名を冠した重賞競走は日本に5競走ある(他に安田記念、有馬記念、一條記念みちのく大賞典、中島記念)が、騎手などでファンの歓声を浴びた立場となると福永洋一氏ただ一人である。それ故に高知競馬関係者にとって誰もが手にしたいタイトルとなり、高知競馬春のグランプリとしての地位を、短期間で獲得した競走である。
昨年より高知の重賞戦線を牽引するスペルマロンは、昨年はハードスケジュールを前に息切れする形で3着に終わったが、今年は月1走のローテーションを守っての参戦。マイル以上の距離では昨年のこのレース以降、無敗を続けており、昨年の雪辱を果たす環境は整っているといえそうだ。
しかしライバル勢も多士済々。初対戦の二十四万石賞では2着に敗れたショートストーリーは、この距離で逆転の可能性はあるか。大高坂賞で実際に土をつけたアイアンブルーもいるし、統一グレード勝ちがある古豪モルトベーネや、復調急なミサイルマンも忘れてはいけない。笠松OPから転入し、前走好時計で勝ったニューホープの走りも見逃せない。
(詳細な出走表は地方競馬全国協会のオフィシャルサイト等で確認してください)
