2016年12月25日の注目レース 佐賀「中島記念」・高知「金の鞍賞」・ばんえい帯広「ばんえいダービー」
2016年 12月 24日
注目レース<1> 佐賀競馬11レース「第32回 中島記念」
◎(本命) (5)番 マサヤ
○(対抗) (9)番 キョウワカイザー
▲(単穴) なし
☆(特注) (10)番 コスモガラサ
△(連下) (4)番 トランザムスター、(6)番 ダイワアズール
<自信度> ◎単勝=A ◎○ワイド=B 3連複BOX=B
佐賀競馬の1年を締めくくる競走になるが、現役ナンバー1であるキングプライドは長期休養があった関係で出走資格を満たさず、前日に組まれた重賞扱いの1戦(結果、1着)に。また10月の九州大賞典を制したヴィルトグラーフは、15日に行われた名古屋GPに遠征したため不在。その意味でやや寂しいメンバー構成となった。
こうなると注目が集まるのはマサヤだ。デビューは佐賀だったが、3歳夏に南関東に移籍すると着実に力を付け、今年の7月にはA2下で勝利を収めるまでに出世を果たした。その直後に佐賀にカムバックすると、力の違いで2連勝。ここも既に負かしている馬が中心の組み合わせなので、よほど乱ペースに巻き込まれない限り、負ける材料が見当たらない。3連勝でタイトルを手にすると見て、私も本命を打ちたい。
相手は連覇を目指すキョウワカイザーだ。昨年はケレン味のない逃げを打ってキングプライドを封じたが、今年は重賞になると苦戦するという競馬が続いている。それでも実績はこのメンバーでは上位だし、現状では距離にやや不安があるので、今年から1800mに短縮されたことも好材料。マサヤとの初対戦は完敗だったが、どんな戦いで巻き返しを図るのか楽しみだ。
今シーズンは強い相手に入っても結果を残しているコスモガラサは、今回九州大賞典で2着に導いた岡村健司騎手と再びコンビを組む。今年の春に南関東でデビューしたものの、騎乗機会を求めて9月から佐賀で研鑽を積んでいる騎手だが、今回は重賞ながら減量が認められており、3キロ減の53キロで戦えることが大きな魅力。この斤量差をもって、印上位2頭の一角を崩す場面もあるのではないだろうか。
この秋に転入後、3戦全て連対しているトランザムスターは、転入前の中央や南関東では頭打ちだった。佐賀の水が合ったとも言えるが、転入前より劇的に良くなったとも言い切れず、相手が上がった今回は3着候補が一杯か。似たような立ち位置のダイワアズールは、転入後もひと息の競馬が続いているが、こちらは以前に在籍経験がある。当時は連勝街道を歩んでいた馬なので、そろそろ警戒したい頃。3着争いの穴ということで押さえてみたい。
注目レース<2> 高知競馬10レース「第38回 金の鞍賞」
◎ (4)番 フリビオン
○ (8)番 タッチスプリント
▲ なし
☆ なし
△ (2)番 パッパカ、(9)番 ヴァルム
<自信度> ◎単勝=A ◎○ワイド=A 3連複BOX=A
冒頭で取り上げた中島記念は16時50分発走。本日はこの後にも2つの重賞が組まれているので、発走時刻順に取り上げていく。ここでは18時10分発走で行われる高知の2歳重賞を取り上げるが、先月新設された黒潮ジュニアチャンピオンシップと違い、転入馬も出走できる舞台。6頭の転入馬がここに駒を進めてきた。
とはいえ、2週間前に前哨戦的にぶつかったレースがあり、その結果を素直に信じたい。その前哨戦を制したフリビオンを本命としたが、その前に黒潮ジュニアチャンピオンシップで競り合いを制したように、生え抜きでもナンバー1という存在。しかも今回は、黒潮ジュニアチャンピオンシップで競り合ったメンバーが不在なら、特に死角は見当たらない。ここは勝ち方が問われる1戦と見ている。
相手もまともなら前哨戦2着のタッチスプリント。道営時代に認定を取っている上に、重賞も使っていた格上馬。転入初戦の前走は、手応えが悪い中でも行き脚がついてからの伸び脚はさすがだった。1度使われたことで行きっぷりが良くなれば、逆転の目もありそうだが、そこまで期待するのは厳しいか。それでも他馬とは、力の差があると考えている。
そのため、ここは3着争いが馬券の上ではカギになる。ただしこれも、前哨戦に出走していたパッパカとヴァルムの2頭に絞られるだろう。その他の馬では力の差があり過ぎ、3着の狂い目を期待するのも厳しい。そのなれば3着候補も1頭に絞り、3連単1点勝負という攻め方もあっていいと考えている。
注目レース<3> ばんえい帯広競馬10レース「第45回 ばんえいダービー」
◎ (6)番 マルミゴウカイ
○ (9)番 ホクショウディープ
▲ (4)番 フウジンライデン
☆ (7)番 ツルイテンリュウ
△ (8)番 キタノリュウキ
<自信度> ◎単勝=D ◎○ワイド=C 3連複BOX=C
騎手変更:(9)番 ホクショウディープ 鈴木恵介 → 松田道明
最後に取り上げるのは、19時5分に帯広の夜空にファンファーレが鳴り響く、今年最後のダービーだ。今年の3歳世代は昨年のセンゴクエースのような絶対的存在はおらず、1戦ごとに着順が入れ替わる関係。これが全馬初体験となる730キロを曳くこの舞台で、どう変わるのかが注目される。
本命はマルミゴウカイとした。2歳シーズンは重賞に出走できなかったが、1冠目のばんえい大賞典を制すると、2冠目のばんえい菊花賞も2着に入り、世代の中心として引っ張ってきた。また前走の古馬戦では、715キロの重量に対応する走りを披露。この舞台に対して一定のアドバンテージを得たことは、非常に大きかったと考えている。そうなれば同世代相手である今回、大きく崩れることはないとみて、狙うことにした。
対抗はホクショウディープ。今シーズンは始動が9月と遅れたこともあり、2歳シーズンで見せた迫力が鳴りを潜め、ばんえい菊花賞でも3着に終わっていた。しかしその後、ようやく勢いを取り戻し、上り調子でここを迎えるのは好材料だろう。元々ヤングチャンピオンシップを制し、イレネー記念でも1番人気に支持されたように、素質は高く評価されていた馬。730キロの重量に対応できれば、逆転まであると見ている。
不気味なのはフウジンライデンだ。2歳シーズンはナナカマド賞とイレネー記念の2冠を制し、今シーズンの活躍が期待された存在だったが、その後に長期休養に。11月の復帰後も、いきなり古馬A級相手では連続シンガリ負けという結果も仕方がないと思う。ただ前走の重量・時計は、同世代相手に戻る今回に向けて悪い数字とは思えない。休み明け3戦目でソロソロ走り頃といえ、単穴評価とした。
ばんえい菊花賞を制したツルイテンリュウは、良績が世代限定戦の高重量戦に集中。ここも力が出せる条件ではあるが、安定感に欠ける分だけ4番手評価まで。あとは重賞になるとソコソコの所に顔を出す、キタノリュウキにも印を回したい。
(出走取り消しや当日の馬場状況等による予想変更は行わないのでご了承ください)
(詳細な出走表は地方競馬全国協会のオフィシャルサイト等で確認してください)
明日26日より、本格的に年末年始の特別体制となります。26日は大井競馬の白鳥特別に加え、開催があるばんえい帯広競馬と水沢競馬から、お勧めの競走を取り上げます。全体の予定は17日掲載のお知らせをご覧ください。
1着 ○ (9)番 キョウワカイザー(2番人気)
2着 ◎ (5)番 マサヤ(1番人気)
3着 △ (4)番 トランザムスター(3番人気)
馬複180円・3連複220円的中。キョウワカイザーは近2走と同様、差す競馬で前を捉えたところを見ると、脚質転換が上手く行っているようだ。この競馬が板につけば、もう一段成長するかもしれない。
1着 ◎ (4)番 フリビオン(1番人気)
2着 ○ (8)番 タッチスプリント(2番人気)
3着 △ (2)番 パッパカ(3番人気)
単勝110円・馬複170円・3連複180円的中。前哨戦と同じ序列になったという以上の感想はない。フリビオンの将来性についても、現時点で期待を述べるのは早いのではないか。
1着 ◎ (6)番 マルミゴウカイ(2番人気)
2着 ○ (9)番 ホクショウディープ(1番人気)
3着 ☆ (7)番 ツルイテンリュウ(3番人気)
単勝260円・馬複260円・3連複350円的中。高重量戦の適性があまり求められない軽い馬場になったことで、現時点の好調度と力関係がそのまま反映された印象が強い。馬券を買う立場としては買いやすくなったと言えるが。
