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2016年12月11日のもう1つの注目レース 水沢「寒菊賞」

会計年度上の最終開催であり、また実質的な新シーズンの開幕を告げる岩手競馬の3月開催は“特別開催”として、重賞・特別競走を実施しないでこれまで行われてきた。しかし来年3月に行われる特別開催については、その開幕日に当たる3月18日に、明け3歳馬による重賞・奥州弥生賞を創設することを発表した。広く岩手競馬の開幕をアナウンスする意味合いもある競走だが、新年度のスタートから多少慌ただしさもある岩手競馬の3歳路線が充実し、使い出しの選択肢が増えたことは良かったのではないだろうか。本日行われる寒菊賞は、奥州弥生賞に出走できる現2歳馬の競走である。

注目レース 水沢競馬10レース「第15回 寒菊賞」

◎(本命) (7)番 ベンテンコゾウ
○(対抗) (8)番 スティックセニョル
▲(単穴) (2)番 オールザベスト
☆(特注) なし
△(連下) (6)番 サンエイリシャール、(9)番 ヤコウレッシャ

<自信度> ◎単勝=B  ◎○ワイド=C  3連複BOX=B


かつてこの時期には東北サラブレッド(旧)3歳チャンピオンという、東北3県交流競走が組まれていた。これが11月に実施されていた南部駒賞に吸収された直後は、12月に南部駒賞を行った時代もあったが、これが地方全国交流に発展する際に11月に戻るのに併せて、その中間を埋める形で行われるようになったのが、本日行われる寒菊賞である。

さて本題。南部駒賞で待望の重賞タイトルを手にしたベンテンコゾウは、素質開花を思わせる強い競馬。特に勝ちタイムの1分39秒8は、水沢マイル戦では2009年のロックハンドスターに並ぶ、レースレコードタイとなる好時計だった。別定重量戦となる今回は、他馬より重い57キロを背負うが、それで崩れる馬とは思えない。ここでも本命を打つことに、何の迷いもなかった。

ただ対抗以下は少し捻ってみた。相手筆頭はスティックセニョルを取り上げたが、若駒賞でしぶとく3着まで追い上げたように、堅実な末脚が魅力的な存在。前走は勝ったものの思わぬ苦戦といえる内容だったが、末脚勝負のタイプが時に陥る、相手が軽すぎて苦戦した形だったか。今度はよどみない流れになると思われるので、きっちり末脚も発揮できるはず。ベンテンコゾウと2キロの斤量差を活かして、どこまで迫れるか。

不気味なのはオールザベストだ。ホッカイドウ競馬時代は短い距離中心に使われていた馬だが、転入初戦で1600m戦を克服して勝利し、距離に対応できることを証明した。移籍前には知床賞を勝ったダンストンレガーメの2着というレースもあり、力的には通用してもおかしくない。まとめてならこの馬と見て、単穴評価に持ってきた。

若駒賞ではベンテンコゾウを抑えたサンエイリシャールだが、南部駒賞は中団のまま5着。レースの質が上がると厳しくなるかもと感じていたので、その時期が来たのかも知れない。地元限定戦に戻って巻き返しはあると見ているが、ここはあくまで2着候補の1頭まで。転入初戦でメドゥシアナ(プリンセスC2着)を抑えたヤコウレッシャまで、印は回しておきたい。

このレースにも注目 金沢競馬10レース「第52回 中日杯」

◎ (5)番 グルームアイランド
○ (4)番 トニーポケット
▲ (7)番 ナツ
☆ (6)番 ヒロノプリンス
△ (12)番 ジャングルスマイル、(9)番 トウショウプライド

<自信度> ◎単勝=D  ◎○ワイド=D  3連複BOX=C


こちらでは今シーズン最後となる、金沢競馬の重賞競走を取り上げる。創設当時から開催時期が固定されている競走だが、それまでの2300mから昨年1900mに短縮。今年は再び2000mとなり、条件が揺れ動いているが、レースの位置づけ自体は昔から変わっていない。

ここは最終的にグルームアイランド本命とはしたものの、昨年このレースを制した時に期待された時と比べれば、残念という言葉が先に立つシーズンだった。地元馬同士でも取りこぼすようになっており、ここでも万全の信頼を置けない。ただ統一グレードでも勝負になる素材であることは間違いないので、そこに向けてきっかけを掴む1戦であってほしいと思っている。

対抗は北國王冠でグルームアイランドを破ったトニーポケットとしたが、不気味なのは3歳牝馬のナツ。デビュー地の園田では世代でも上位の走りを見せていたので、こういう存在が金沢古馬戦線に喝を入れてくれれば面白いだろう。北國王冠で狙ったヒロノプリンスも、まだ見切りたくない。

(出走取り消しや当日の馬場状況等による予想変更は行わないのでご了承ください)
(詳細な出走表は地方競馬全国協会のオフィシャルサイト等で確認してください)

明日以降の予定
12月14日 全日本2歳優駿(川崎・統一グレード)
12月15日 名古屋グランプリ(名古屋・統一グレード)
12月17日 白嶺賞(水沢)
Commented by 博田伸樹 at 2016-12-14 23:03
寒菊賞結果

1着 ◎ (7)番 ベンテンコゾウ(1番人気)
2着 ▲ (2)番 オールザベスト(3番人気)
3着 △ (6)番 サンエイリシャール(2番人気)

単勝110円・馬複320円・3連複250円的中。ベンテンコゾウはハナを奪われる競馬になったが、慌てず対処して楽勝。金杯は使わずに冬休みに入るとの事だが、こういう競馬ができれば来年も楽しみで仕方がない。

by hirota-nobuki | 2016-12-10 22:30 | Comments(1)

地方競馬・ダート競馬の発展を願ってやまない博田伸樹(ヒロタ・ノブキ)です。この場を通じて地方競馬・ダート競馬により興味を持つ人が1人でも増えてほしいと願っています。 twitter:@HirotaNobuki


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