ダービーウイーク特集PART8 2016年6月16日 園田「兵庫ダービー」
2016年 06月 15日
馬にとっては一生に一度の檜舞台であるダービーだが、携わる人にとっては必ずしもそうではない。それを違った意味で感じさせたのが、今年の吉原寛人騎手である。東京ダービーでバルダッサーレを勝利に導いた他、ここまで行われた5戦全てで騎乗しているが、最終戦となる兵庫ダービーもケンキャクハーバーに騎乗予定。無事出走すれば、ダービーウイークの全6競走騎乗を果たすことになる。近年は全国各地を飛び回り、金沢所属であることを忘れてしまうこともあるが、現在の金沢にはダービーと位置づけられた競走がない。今回の偉業には、そんな地元へのメッセージが込められていたのかもしれない。
園田競馬11レース「第17回 兵庫ダービー」
◎(本命) (11)番 エイシンニシパ
○(対抗) (12)番 ハタノキセキ
▲(単穴) (5)番 タケマルビクター
☆(特注) (2)番 マイタイザン
△(連下) (8)番 ケンキャクハーバー
<自信度> ◎単勝=B ◎○ワイド=C 3連複BOX=B
今年のダービーウイークは園田が最終戦。今までより約2週間遅くなったが、牝馬限定ののじぎく賞から参戦しやすくなり、また兵庫チャンピオンシップに間に合わなかった馬も参戦して来た。地元馬だけを考えれば大きなメリットがあったと言えるが、ダービーウイーク全体のスケジュールを崩す理由になっていたとすれば、残念な部分もある。
このレースのポイントとなるのは、マイタイザンに対する評価だ。地元限定戦ではここまで5戦全勝。デビュー当時から期待され、2歳時には兵庫若駒賞を制している馬。しかし統一グレード2戦の走りは全く見せ場がなく、楽な相手で結果を積み重ねてきた印象を強く感じる。地元生え抜き限定戦ならともかく、転入してきた馬が上位で力を発揮している状況を考えると、2着を10馬身引き離した長期休み明けの前走を含め、今までの結果はアテにならない。厳し目ではあるが、4番手評価と位置づけた。
そんな印象を持っていることもあり、本命・対抗は2頭いるホッカイドウ競馬デビュー組を指名することにした。本命としたエイシンニシパは、兵庫チャンピオンシップで地方最先着の6着。地方馬同士の別レースをしたわけではなく、逃げ切ったケイティブレイブの2番手で追走する意欲的な競馬。最後は中央勢に屈したものの、他の地方馬を圧倒している点は高く評価したい。これだけの走りが出来る馬が、その前の菊水賞で3着に敗れたのが少し理解できないが、まともに走れば地元馬同士で負ける印象はない。タイトル獲得の舞台になると期待している。
もう1頭の転入馬であるハタノキセキを対抗評価。ホッカイドウ競馬で早々に2勝を挙げ、中央に移籍したものの、結果を出せずに園田に移籍。しかし転入後、3戦目に初勝利を挙げるとトントン拍子に勝利を積み重ね、ここまで7戦4勝3着3回という好アベレージ。今回は重賞級と初顔合わせになるが、これまでの時計を見れば十分勝負になるだろうし、時計も詰められるだろう。未知の魅力で大きく評価を上げることにした。
菊水賞でエイシンニシパに先着したタケマルビクターは、単穴評価。当時は最後に勝ったシュエットの強襲を受けたものの、早目の競馬でエイシンニシパを抑えた内容は評価できる。前走の兵庫チャンピオンシップは中団から離される一方だったが、中央勢相手なら参考外と割り切りたい。地元馬同士では崩れたレースはほとんどなく、地元生え抜きでは最上位に位置づけた。
あとはケンキャクハーバーに印を回したが、近2走はいずれもハタノキセキの2着。まともな力勝負では逆転は厳しいかもしれないが、今回手綱を取るのは吉原寛人騎手。彼の手腕ならどうにかする不気味さを感じるだけに、押さえておきたい存在になった。素質だけなら(6)番ノブタイザンが最上位かもしれないが、年明けの2戦があまりにも悪すぎる。立て直しに時間がかかると見て、ここは切ることにした。
(出走取り消しや当日の馬場状況等による予想変更は行わないのでご了承ください)
(詳細な出走表は地方競馬全国協会のオフィシャルサイト等で確認してください)
おことわり・東京ダービーと兵庫ダービーの戦評記事は、来週掲載します。なお、その後に関連コラムを掲載する可能性もあります。
明日以降の予定
6月18日 かきつばた賞(盛岡)
6月19日 ユニコーンS(JRA東京・統一グレード)、一條記念みちのく大賞典(盛岡)、高知優駿(高知)
1着 − (6)番 ノブタイザン(6番人気)
2着 ◎ (11)番 エイシンニシパ(2番人気)
3着 − (7)番 トウケイヘイゾウ(9番人気)
復活を信じて買った人がいたら、祝福しないといけないでしょう。私は信じられませんでした。
