2015年9月8日の注目レース 金沢「イヌワシ賞」・川崎「戸塚記念」
2015年 09月 07日
先日JRA札幌競馬場で行われた「ワールドオールスタージョッキーズ」は、総合優勝を果たしたジョアン・モレイラ騎手の独り舞台となった感はあるが、「スーパージョッキーズトライアル」を制して出場した金沢競馬所属の藤田弘治騎手も第1戦を制し、総合4位と健闘した。金沢競馬と言えばどうしても吉原寛人騎手の印象が強いこともあり、知名度に劣るところはあったが、敗れた3戦でも馬に負担をかけずにスムーズに先行させたように、技量の高さを如何なく発揮したと思う。もう1人地方から参戦した、ホッカイドウ競馬所属の岩橋勇二騎手は騎乗馬に恵まれず最下位に終わったが、どちらも次なる機会での活躍を期待したいと思う。
注目レース<1> 金沢競馬11レース「第11回 イヌワシ賞」
◎(本命) (12)番 エーシンクリアー
○(対抗) (1)番 ジャングルスマイル
▲(単穴) (4)番 リワードレブロン
☆(特注) なし
△(連下) (9)番 ブルースイショウ、 (11)番 ビービーガザリアス
<自信度> ◎単勝=C ◎○ワイド=B 3連複BOX=A
来月、金沢競馬最大のビッグイベントである白山大賞典が行われるが、このレースはその前哨戦。地元勢にとっては他地区の強豪相手に勝利をおさめ、本番に向けて弾みをつけたいところだが、今年は果たしてどうなるのか。
本命は園田から参戦するエーシンクリアーとした。古馬になってからの重賞勝ちは連覇中のはがくれ大賞典(佐賀)のみだが、5月の兵庫大賞典ではダガノジンガロに迫る2着になるなど、トップクラスで好走を続けている。前走の名港盃4着は、結果が出ていない名古屋コースなので気にすることはないが、逆に言えばコースの得手不得手がハッキリしているのは、金沢コースが初めてとなるだけに気がかり。それでも力を出せれば簡単に負ける組み合わせではないとみて期待する。
対抗は地元の期待を背負うジャングルスマイル。過去2年2着に甘んじていた百万石賞を制し、復権を果たしたのは見事だったが、他馬が走れなかった印象が強い。前走のように地元戦でも取りこぼす場面が目立っており、現状では昔の名前で戦っている雰囲気だが、今回のメンバーはそれでも威張れる組み合わせ。地の利で押し切るケースも十分考えられる。
単穴には高知のリワードレブロンを。オグリキャップ記念で向正面からまくる強い競馬で連覇を達成。地方馬同士の長距離戦なら上位の力があることを見せた。前走は力を出せる条件ではなかったので、ここに向けた一叩きと考えていい。もしかしたら2000m戦でも距離が足りないかも知れないが、地方馬同士ならこれ以上なら評価は下げられない。ここまでの3頭はほぼ拮抗した評価で、三つ巴の組み合わせと考えたい。
この上位陣を崩すとなれば、タフな競馬になってスタミナ自慢が台頭するケース。そうなれば長距離重賞の六甲盃とオグリキャップ記念で、ともに2・3着に喰い込んだビービーガザリアスとブルースイショウが台頭してくるだろう。ただビービーガザリアスが南関東に移籍後、若干走りに陰りが見られるので、この2頭ではブルースイショウを上に取りたい。遠征勢が力を出せなければ、中央1000万から転入後の内容が良い(6)番コスモマイギフトの台頭もありそうだが、これに印を回すのならば本命をジャングルスマイルにするのが筋と考え、ノーマークとした。
注目レース<2> 川崎競馬11レース「戸塚記念」
◎ (5)番 タケルオウジ
○ (6)番 パーティメーカー
▲ (11)番 ストゥディウム
☆ (1)番 ゴーオン
△ (12)番 リボンスティック、(8)番 ミスアバンセ
<自信度> ◎単勝=D ◎○ワイド=C 3連複BOX=D
今日はもう1つ、川崎の戸塚記念も取り上げておく。南関東の3歳路線はこの後、牝馬限定のロジータ記念はあるものの、牡馬が出走できる重賞はこれが最後。それを意識してか、今回はかなりのメンバーが揃っており、これまでレベルの高い戦いを繰り広げた南関東の強豪がどういう走りを見せるかが注目される。
本命は迷ったが、タケルオウジに打つことにした。振り返れば北海道2歳優駿で本命を打った馬だが、南関東転入後に立て直しに成功。前走の黒潮盃も好位からしぶとく粘って2着に入り、強敵相手に勝負できるところまで戻って来た。距離延長も川崎コースも条件が悪くなった印象はなく、それならハイレベルで揉まれて結果を出していた道営時代の実績を考えても、狙い頃とみたい。
東京ダービー2着のパーティメーカーを対抗に。黒潮盃はスタートで出遅れ、流れに乗れない中で追い込んで3着。内容は悪くなかったとはいえ、勝つとなれば何かが足りないというのを改めて感じさせた1戦。馬複・3連複の軸としての期待値は高いと考えているが、単勝を意識して本命を打つタイプではないと判断し、この評価になった。
評価に迷ったのはストゥディウムだ。羽田盃を制するなど南関東で重賞3勝を挙げ、ジャパンダートダービーでも4着に喰い込み、全国区で通用する地力があることは誰もが認めるところ。その一方で展開に左右される部分があり、末脚が不発となるケースもしばしば。トップハンデの58キロを背負うこともあり、今回は不安の方が先に立つことから、単穴評価に止めた。
黒潮盃で注目していたゴーオンは4着と見せ場はつくったが、もっとやれたのではないかという想いがあるのも事実。左回りに戻るのは強調材料だが、距離延長がどちらに転ぶか微妙で、今回は4番手評価まで。あとは大崩れしないリボンスティックの流れ込みに、まだ底を見せていないミスアバンセの牝馬2頭を押さえておく。
(出走取り消しや当日の馬場状況等による予想変更は行わないのでご了承ください)
(詳細な出走表は地方競馬全国協会のオフィシャルサイト等で確認してください)
明日以降の予定
9月10日 秋桜賞(名古屋)
9月12日 ヴィーナススプリント(水沢)
9月13日 青藍賞(水沢)
