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ダノンレジェンド、秋の大舞台に向け視界良好−「東京スプリント」戦評

<レース概況>


アルゴリズムが大きく出遅れたものの、他は大きなばらつきのないスタート。その中から二の脚を利かしてシゲルカガが抜け出して先頭に立つと、外からダノンレジェンドが追走して2番手に。これを追っ付けながらグレープブランデーが追走し、その外にはサトノタイガーも付ける。ノーザンリバードリームバレンチノは中団からレースを進めていった。


序列が決まると隊列は落ち着き、シゲルカガの逃げは後続に3馬身前後の差を保って進んでいく。ダノンレジェンドは2番手をキープしつつ、4コーナー手前からゴーサインを出す。後続勢もスパートを開始するも、なかなか順位を上げることが出来ないまま、最後の直線に入っていく。


最後の直線に入ると、ダノンレジェンドが着実に前との差を詰めていき、懸命に粘るシゲルカガを交わしたのは残り150
m付近。そこから先は徐々に差を広げていき、最後は2着に2馬身差をつけ、統一グレード3連勝を決めた。逃げたシゲルカガは、交わされた後も後続の追撃を許さず2着。さらに2馬身離された3着には、ようやく追い込んだノーザンリバーが入っている。


<各馬の戦評>


この日の大井競馬場は前夜からの雨に加え、当日は一時雪も舞う中で行われた。水が浮く不良馬場になり、極端な差し・追い込み馬にとっては厳しい馬場状態。それでも勝ったダノンレジェンドは、馬場状態に助けられたものではない、非の打ちどころのない勝利だった。圧倒的人気(単勝2.0倍)を背負った中で、これまでのようなレースができるかが最後の課題と思って見ていたが、楽に2番手につけた段階で勝負あったというレース内容。勝ちタイムも優秀で、今年のスプリント路線がこの馬中心で回ることがこのレースでハッキリした。

次走は北海道スプリントCを予定しているとの事で、1200m戦にこだわったローテーションでJBCスプリントを目指していくと予想されるが、その舞台まで連勝を伸ばせるかが当面の注目といえそうだ。


2着のシゲルカガは、芝でもハナを奪えるスピード能力の高さで単騎逃げに持ち込んだのと、差し馬が届きにくい馬場が好走の要因。とはいえ、ダートでの初勝利となった前走の時計ではとても通用しないと見ていたので、それより時計を詰めてきたのは驚き。今が充実期に入っているとすれば、芝ダートどちらを選択するにしても、その走りに注目する価値はあるだろう。


3着のノーザンリバーは、前が止まらない馬場に泣いた。最後は意地でグレープブランデーを交わしたが、これが力負けではない。今回はリズムを崩した後の休み明けの1戦として、しっかり立て直してきたことを評価しておきたいと思うので、改めて次戦以降に期待するところだ。


初めて1200m戦に登場してきたグレープブランデーは、好位から最後までよく粘って4着。常に追っ付け通しだったにも関わらず、先行して粘ったのだから合格点だろう。現状では2000m級より1600m以下が良さそうで、近走、東京競馬場に良績が集中していたのはそれが理由か。今回をきっかけに更に行きっぷりが良くなるようなら、1200m戦でも重い印を打てるようになるかも知れないが、それにはもう1~2戦様子を見たい気もする。


地方最先着の5着に入ったジョーメテオだが、1200mでは前が速くなる分、どうしても置かれ気味になってしまう。この馬も馬場に泣いた面があったとはいえ、余程展開に恵まれないとこの条件で勝ち負けは厳しい。やはりベストはコーナー4つの1400m戦だろう。


2番人気のドリームバレンチノは中団から伸びず、結局6着。パドックでの雰囲気がいつもほど目立たなかった上、走りも迫力を欠いたことを考えると、2走ボケと言えるかもしれない。休まず使ってくるようなら、次走でその部分を見極めたいと思う。


最後に7着のサトノタイガーだが、好位から失速した走りを見ると、状態面が下降線に入っていると見ていいだろう。タフな舞台でのレースが続いていただけに、1度リフレッシュが必要ではないだろうか

(詳細なレース結果は地方競馬全国協会のオフィシャルサイト等で確認してください)


by hirota-nobuki | 2015-04-10 20:00 | Comments(0)

地方競馬・ダート競馬の発展を願ってやまない博田伸樹(ヒロタ・ノブキ)です。この場を通じて地方競馬・ダート競馬により興味を持つ人が1人でも増えてほしいと願っています。 twitter:@HirotaNobuki


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