2015年3月26日 ダート統一グレード「名古屋大賞典」
2015年 03月 26日
今日行われる名古屋大賞典も、いわゆる“交流元年”を機に交流競走となった、伝統の1戦だ。その当時、ハイレベルで鳴らした東海地区は、毎年のように中央の遠征勢と互角に戦いながら、勝利だけが遠かった。ようやく地元にタイトルをもたらしたのは、2003年のマルカセンリョウ。6連勝で梅見月杯を制した勢いで中央勢を一蹴したこの1戦が、今もなお地元勢唯一の勝利となっている。今は(主に統一グレード当日に)名古屋競馬場の誘導馬として雄姿を見せるマルカセンリョウだが、2度目の地元勢勝利を見届けることはできるのだろうか。
名古屋競馬10レース「第38回 名古屋大賞典」(JpnⅢ)
◎(本命) (10)番 アジアエクスプレス
○(対抗) (5)番 フィールザスマート
▲(単穴) (2)番 トーセンアレス
☆(特注) (4)番 エーシンモアオバー
△(連下) (6)番 サイモンロード
出走取消: (3)番 タッチデュール
近年は中央勢が強く、目下6年連続で3着まで独占している。今回の中央勢も今後のダート路線を担うであろう、強力なメンバーが揃ったが、地方勢にも魅力的な馬が参戦してきたことで、馬券的な妙味も期待できる組み合わせになった。
本命はアジアエクスプレスを指名する。レパードSの快勝後に骨折が判明し、今回はその復帰戦だが、いまだに理解できない部分があるユニコーンSの惨敗を除けば、ダートでは圧勝続き。初の古馬相手、地方遠征などをハードルと見るかも知れないが、新時代の旗手となるべき存在である、この馬のレベルで問われるものではない。万全でなくとも、先々のダート路線の更なる盛り上がりを期待させるだけの、走りと結果が求められる1戦だ。
対抗は同じ4歳馬のフィールザスマートを。元々、ジャパンダートダービーで3着と、世代のトップクラスで走っていた馬。古馬OP昇級後、4戦目の前走で待望の勝利を得て、ここは満を持しての参戦。地力はここに入っても見劣らないし、他の有力馬と比べて順調度で格段のアドバンテージがある。これまで馬券圏外を外したのがわずか2回という安定味を考えれば、軸という意味ではこちらを上に取る手もあると見ている。
まとめてなら浦和から参戦するトーセンアレスだろう。昨秋以降、統一GⅡ浦和記念3着など、統一グレードでも結果を出し続けている。南関東でも小回りの浦和・川崎の方が結果は良いので、名古屋コースも合う可能性があるし、展開的にも速い流れになりそうなのは、良い末脚を持っているこの馬にとっても良いだろう。そして、調教師転身により3月一杯で引退する張田京騎手は、これが最後の重賞騎乗。同馬が南関東移籍後の3勝全てをエスコートした手綱は、最後に自身13年ぶりの統一グレード制覇を目指す。
評価に迷ったのはエーシンモアオバー。逃げタイプの馬が揃った上、このメンバーで58キロを背負うのはいかにも厳しい。それでも名古屋コースは合うし、鞍上にも結果を出している岡部誠騎手を配してきた点を踏まえ、4番手評価に。地元のサイモンロードも、前走の梅見月杯は、一番良かったと思える2年前を彷彿とさせる逃げ切りで、これならマークは必要だろう。一方、前走の兵庫ゴールドTを逃げ切った(11)番メイショウコロンボは、当時はノーマークで逃げられた恵まれた1戦。距離延長はプラスでも、ここで同じようなレースができると思えず、ノーマークとする。
(出走取り消しや当日の馬場状況等による予想変更は行わないのでご了承ください)
(詳細な出走表は地方競馬全国協会のオフィシャルサイト等で確認してください)
