2015年3月21日 今日から岩手競馬開幕! 総力予想
2015年 03月 21日
正確に言えば2014年度の最終開催(特別開催)という位置づけだが、今日から岩手競馬の新シーズンがスタートする。開幕直前に、岩手競馬を代表する名ジョッキーである小林俊彦騎手の引退・調教師転身が発表されたのは寂しさもあるが、ひとつの時代の終焉という意味で、岩手競馬が大きな転換点を迎えたのは間違いないだろう。3月29日には引退式が行われるので、現地に行かれる方は是非とも新たな門出に向けた声援を送っていただきたい。
水沢競馬4レース「C2 一六組」
◎(本命) (9)番 ヴォラータ
○(対抗) (4)番 アルマライズ
▲(単穴) (1)番 ビーナスジュエリー
☆(特注) (6)番 オーハッピーデイ
△(連下) (3)番 テンノハゴロモ
今日は岩手競馬のレースをいくつか取り上げる形を取るが、最下級のC2戦からまず1つ取り上げる。ご存知の方も多いと思うが、岩手競馬のクラス分けは新シーズンの開始に合わせて直近15戦(転入馬は直近20戦)の賞金額で再編成される。そのため、シーズン当初のC2戦は降級馬の取捨が大きなポイントだが、中でもこのレースを取り上げたのは、降級馬の比較が難しく、馬券的妙味が高いと見たからだ。
このレースはB2級から降級してきた4歳馬ヴォラータに期待。大外枠だが先行力はここに入れば上位で、距離短縮も有利に働く。相手は揃っているが、そのスピードで一気に決着をつけるようなら、どこまで勝ち星を伸ばせるかを期待したくなる。
相手は昨シーズンA級戦でも入着経験があったアルマライズと、距離短縮は課題でもB2級で上位の走りをしていたビーナスジュエリーを強調。警戒したいのはB2級で全く見せ場を作れなかったが、降級による距離短縮が有利に働きそうなオーハッピーデイ。降級組以外では、まだ成長の余地を感じさせるテンノハゴロモが気になるところ。B2降級組では唯一、(7)番シルクタイタンに印を回さなかったが、距離短縮でついていけるか疑問で、思い切って切ることにした。
水沢競馬8レース「ウェルカム」(3歳 A級)
◎ (1)番 グッドギアー
○ (6)番 トーホクライデン
▲ (5)番 クインオブザナイト
☆ (2)番 トーホクフェアリー
△ なし
昨シーズン、岩手競馬の2歳戦線を席巻したロールボヌールが川崎に移籍したことに以前触れたと思うが、結局、調教試験も受けずに岩手に帰厩している。層の厚い南関東でどれだけ戦えるか見たかったとはいえ、全国の強豪と戦う舞台はこの先にいくらでもある。今期初戦は5月のやまびこ賞になりそうとの事で、今はどんな成長した姿を披露してくれるか、楽しみにしたい。
このレースはロールボヌールだけでなく、ナンバー2として金杯を制したスペクトルも不在。さらにここが転入初戦となる馬も不在という事なら、スペクトルと小差のレースをした2頭である、グッドギアーとトーホクライデンの争いとみているが、ここは道営から転入後4戦3勝、敗れた1戦はスペクトルの2着というグッドギアーを上位に取った。
当然相手は金杯2着のトーホクライデンだが、勝ち味に遅い分、対抗評価。この2頭の一角崩しを期待するとなれば、水沢コースでは底を見せていないクインオブザナイトと、金杯3着のトーホクフェアリーを取り上げる。さらに伸ばすとなれば(8)番コンクエストオールや(7)番ランデックハナコ辺りだが、そこまで手を広げては馬券的な妙味がないと見ている。
水沢競馬9レース「春の扉」(B1 二組)
◎ (2)番 スノウプリンス
○ (6)番 ハンサムボーイ
▲ (3)番 レオパルドゥス
☆ (11)番 ランデックディオサ
△ (10)番 ラフィナート、(5)番 スズカグランデ
C2戦では降級馬の取捨が問題となるが、上位級ではこれに昇級馬の判断が加わってくる。全国唯一の相対評価によるクラス編成と、1着の比重が高い(2着賞金が1着賞金の20%)岩手競馬の賞金体系では、下級条件でも勝利を積み重ねた馬は、再編成でクラスが上がりやすいためだ。このメンバーでも、昨シーズンの最終戦がC1級だった馬が4頭、名を連ねている。
本命はそのC1級から昇級したスノウプリンス。昨シーズンは途中戦線離脱する時期もあったが、10戦5勝と安定した成績。2年前には移籍初戦のB1級で勝っていたように、一気の昇級でも格負け感はなく、能力の落ち込みを感じない昨シーズンの走りを見れば、ここでも狙いは立つ。自在性がある点も強みで、軸として期待してみる。
相手筆頭のハンサムボーイも、昨シーズンはC2スタートから7勝を挙げてB2級まで昇級。昨年9月にはスノウプリンスを破った1戦もある。ただ今回は、岩手移籍後初のB1級。かつて在籍していた東海地区ではA級下位で入着を繰り返していたとはいえ、500万交流には出走できなかった馬。岩手では500万交流の相手となるこの格付けは、若干厳しい可能性もあるとみている。
唯一A級から降級したレオパルドゥスは単穴評価。活躍の中心は芝で、ダートでは3着が最高というのは気になるが、これまで戦ってきた相手が違いすぎる。格の違いで圧倒する場面は十分考えられる。
以下の印は全て4歳馬に付けたが、南関東C2級から転入初戦のランデックディオサは、中央時代に南関東の未勝利交流で2着2回。これなら見た目の格付けより上位に評価すべきで、人気の盲点になるようなら、馬券上は思い切って狙う手も。芝向きの雰囲気だが、終盤の水沢戦ではダートでも戦えそうな印象を与えたラフィナートに、昨年末にラフィナートの2着があるスズカグランデも差はない存在。いずれにしろ力関係の把握が難しいだけに、手広く行く形をお勧めする。
このレースにも注目 水沢競馬3レース「C2 一七組」
◎ (1)番 イーサンヘモス
2013年11月の落馬事故で長期療養していた阿部英俊騎手が、このレースで1年4ヶ月ぶりの復帰を果たす。小林俊彦騎手の引退により、ダート統一グレードを制した(1999年東京盃・サカモトデュラブ)唯一の岩手所属現役騎手となるだけに、再び競馬場を賑わせる活躍を期待したいところだ。
その復帰戦に用意されたのが、A級から降級してきたイーサンヘモス。他に降級馬も含め、骨っぽい相手は見当たらないだけに、勝利で復帰戦を飾れると見ている。
(出走取り消しや当日の馬場状況等による予想変更は行わないのでご了承ください)
(詳細な出走表は地方競馬全国協会のオフィシャルサイト等で確認してください)
